福祉協議会の活動
事業報告 福祉協議会
○平成21年度第2回福祉協議会研修会報告(2010/2/18) New!

日時 平成22年2月18日(木)
場所 東邦ガス業務用ガス機器ショールーム

 平成21年度第2回研修会が、平成22年2月18日(木)に、東邦ガス業務用ガス機器ショールームにて行われました。
 午前は「高齢・障がい」と「児童・障がい」とそれぞれの職域に分かれて、午後は全体での研修を行いました。

◎高齢・障がい
 「口腔機能と栄養」
  講師 名古屋学芸大学 管理栄養学部 准教授 須崎 尚 先生

 口腔機能と栄養状態には深い結びつきがあり、食事内容だけではなく、口腔など体のしくみについても勉強していかなければならいと再度気付かされる内容でした。また、特定高齢者介護予防教室で行った調査結果についてのお話では、会員の多くが興味深く聞き入っていました。

◎児童・障がい
 「障害児との関わり方―特徴を知る―」
  講師 中部学院大学非常勤講師 渡邉 明日香 先生

 障害の種類別に特徴や接し方のポイントを分かりやすく教えていただき、大変参考になりました。特徴を理解し、相手が安心できる状況を作ることが大切であり、体力や体調に気をつける必要があることも分かりました。また、感覚が鈍い場合が多く味覚も分かりにくいため、食事中の話題などでさりげなく味を教えてあげたり、マナーを教えてあげたりする必要があり、栄養士に活躍して欲しいと話されました。また咀嚼力が弱いため献立に配慮が必要との事でした。

午後 全体研修
 講演「便通異常について―特に高齢者・障害児・小児―」
  講師 名古屋厚生院 院長 横山 善文 先生

 便通についてのお話を中心に、消化吸収や疾病についても幅広くお話をして頂きました。また、病態についても医療の専門的な内容でしたが、分かり易く解説をしていただき、よく理解することが出来ました。参加した会員より、下剤を使用する前に、私たち栄養士に出来ることは何かを再度考える機会となったという感想がありました。

○平成21年度第1回福祉協議会研修会報告(2009/7/3)

日時 平成21年7月3日(金)午前10時~午後4時30分
場所 東邦ガス業務用ガス機器ショールーム

午前 高齢・障がい合同
講演「福祉施設における療養食のポイント―Part2
  講師 名古屋大学付属病院 栄養管理部 副部長 鈴木 富夫 先生

 前回に引き続きCKD(慢性腎臓病)を中心に、福祉施設における療養食のポイントについて、名古屋大学医学部付属病院、管理栄養士の鈴木先生よりお話をして頂きました。  参加した会員からは、福祉施設では療養食が困難なことが多いが、今回学んだことを反映していきたいという感想が寄せられました。また、前回の研修で学んだ内容を生かし、実際に施設で療養食に取り組むことが出来たとの報告もアンケート調査の方にありました。

午後 高齢…講義・調理デモンストレーション
    「高齢者の食事―料理の基本と調理のコツ―」
   講師 名古屋調理師専門学校 教授 鈴木 良武 先生

 今回は調理のプロからの料理の基本とコツを教えていただきました。実際にキッチンで工程を見ながら講義を聞け、楽しみながら参加できたようです。素材の処理の仕方や、凝固剤を使わず、食材の特性を利用して咀嚼・嚥下の困難な方への食事を作ることを学びました。

午後 障がい…「障害児・者施設における栄養マネジメントについて」
   講師 豊橋ひかり乳児院 管理栄養士 茅野 朋美 先生

 栄養ケア・マネジメントについて、加算点数の事例に基づき解説が行われました。参加した会員は、栄養ケア・マネジメントの必要性を強く感じたようです。また、加算対象ではない施設の参加者からも、栄養面での支援が必要な方たちに対して、活用できるところから取り組みたいと意気込みが聞かれました。

◎児童

内容:午前「情報交換・交流会」
   午後「食物アレルギーの対応について」
   愛知江南短期大学 中野 貴子 先生

 午前の情報交換・交流会では、アレルギーの話を中心に現在抱えている悩みや問題点についてたくさんの意見が交わされていました。また、自分の施設では行っていないことなど、他施設の具体的な話を聞くことができ、互いに刺激し合えたようです。  午後の講義では、アレルギーの基本をわかりやすく説明して頂きました。「食物アレルギーの栄養指導」については、先生が実際に指導をされた事例を聞くことが大変参考になりました。また、質疑応答では活発な意見が飛び交い、先生から具体的にご指導をいただくことができました。

○平成21年度福祉協議会東海北陸ブロック研修会報告(2009/4/19)

平成21年度東海北陸ブロック研修会が、平成21年4月19日に東邦ガス業務用ガス機器ショールームにて開催されました。
岐阜県や三重県からの会員の参加も多くありました。

*午前の部では、『福祉施設における療養食ポイント』について、名古屋大学付属病院 栄養管理部 副部長 鈴木富夫先生より、ご講義を受けました。  大変分かりやすくお話をしていただき、まだまだ続きを聞きたいと言う感想が多く寄せられました。今回は特に、腎臓病の療養食について理解を深めることが出来る内容でした。

*午後の部前半では、『栄養改善・栄養マネジメントの実施向上について』、東京大学大学院医学系研究科 教授 佐々木敏先生より、栄養ケア・マネジメントの有効性の評価の調査結果から得られた、リスク判定の指標と予後の関わりについてデーターをもとにお話をして頂きました。また、BDHQを用いての栄養改善の方法についての説明を受け、目に見える栄養指導の重要性を感じることが出来ました。

*午後の部後半では、『平成21年度介護報酬の改定について』、社団法人日本栄養士会 全国福祉協議会 協議会長 政安静子先生より、今回の改定での栄養士への評価と栄養改善においての栄養士の必要性についてお話をして頂きました。

○平成20年度福祉協議会第2回研修会報告(2009/2/13)

午前 全体「食の安全―おいしく安全な生鮮食品が届くまで―」

 青果物・生鮮食品の生産から市場流通の安全・衛生管理についてお話をいただきました。
 残留農薬検査、衛生管理対策などを行い安全な食品が消費者まで届けられています。
 大切なことは、生産者・販売者とコミュニケーションを充分にとり、わからない事は 質問し、疑問点を取り除いていくことです。
 五感を研ぎすまし、物の善し悪しを見極める力をつけることが、ひいては消費者個人の「食の安全」へと繋がっていき、生産者ばかりではなく、消費者も安全への意識を高めていくことが大切なことなのです。

午後

◎高齢・障がい 講演「現場で使えるわかりやすいICF
              ~栄養ケア計画書に繋げる~」

 ICFの視点の理解を踏まえて、高齢者、特に認知症高齢者の食の充実に向けて、どのように支援したらよいかを学びました。
 認知症の方は中核症状(記憶障害・見当識障害等)があることで困っているが、自分の力を発揮して何とか乗り越え、生活しようとしているとお話にありました。私たちは、そのことを理解し、認知症の方の困っていること、苦悩を受け止め、困らないように安心できるようにかかわることを大切にしていきたいと感じました。
 参加者の皆さんは、諏訪先生の一言一句を聞き漏らすまいと熱心にメモを取っており、認知症の方の気持ちと行動をわかりたいという思いが伝わってきました。

◎児童 「食育媒体作り」
 スケッチブックを使った紙芝居風の媒体を作りました。一人ではアイデアが浮かばないことがあり、なかなか作成に取り掛かれない現状がありますが、今回みんなで使い方などを話しながら楽しく作成することができ、貴重な体験となりました。また作業をしながらも意見交換が活発に行われ、最近参加した研修会の報告や、日常業務の悩みに対しては、その助言がされるなど、話は尽きることなく続いていました。

○平成20年度福祉協議会専門研修伝達講習(2008/9/25)

 平成20年9月25日、東邦ガス業務用ガス機器ショールームで、福祉協議会専門研修伝達講習が開催されました。研修会は、高齢・障がい、児童の施設ごとに分かれて行われました。

高齢:
『栄養ケアマネジメントと栄養計画における食事調査について』は
老人保健施設 安立荘 伊沢 珠美さんに、
『【食生活・栄養支援システムに関するマニュアル】を活用した栄養支援』は
特別養護老人保健施設 一宮苑 水野 幸子さんに
『栄養管理における栄養評価と改善』は
老人保健施設 アットホーム宮の渡し 高松 景子さんに伝達講習をして頂きました。

 『栄養ケアマネジメント』を進めるにあたり、栄養士の私達が行う、リスク判定は生命予後に影響があるのかどうか、また、提供している食事形態も生命予後に影響があるのかどうかという疑問に対して
 『常食を食べている方、低リスクの方はそうでない方に比べて、長生きする』という漠然と思われていたことが、調査によってはっきりと証明され、私達、栄養士が取り組む、リスク判定結果は『生命予後に影響がある』という事がわかりました。一層、栄養ケアマネジメントの重要性を認識すると共に、更なるスキルアップが必要になると感じました。
 午後からのロールプレイでは、9~10人で1組のグループをつくり1事例に対して全体で意見を出し合い、1つの栄養ケア計画書を作成しました。発表はグループ内で年齢の若い方が担当し、大勢の前で発表する機会も設けられ、和気藹々と、また真剣に話し合い、計画を立てました。後日、事例モニタリングと全13グループの計画書が個々に郵送され、今後の計画立案の参考にさせて頂こうと思います。
 それぞれ悩みや問題を抱えながら、研修に参加しますが他施設の方々と話し合う事で勇気付けられ、『頑張ろう!!!』と自分を奮い立たせる事ができました。

障がい:(午後)
 第二藤花荘の小島千佳さんから「地域で生活する障がい者への食生活・栄養支援システムに関するマニュアル」についての伝達講習とグループワークを行いました。

 食生活・栄養支援の進め方のなかで、栄養アセスメントからモニタリング評価を三ヶ月で5回程度の支援を行うことや、菓子・嗜好品についての目安量を設定し少しずつ減らす支援をする内容が加わるとの説明がありました。
 また、グループワークでは、昨年度、障がい施設で行ったアンケート調査を基にした通所施設・グループホームでの経験談から、各施設での問題点があげられ、来年度を見据えてお互いに連絡を取りながら準備を進めていくことを確認しました。
 最後に全国福祉栄養士協議会・副会長の水野さんより、「この食生活・栄養支援システムを基に様式が準備され、来年度から導入予定で進められているため、それぞれの施設で準備を進めていただきたい。少なくとも老人が踏んだ慌ただしい経験をしないように準備をしておいて下さい。」と、報告がありました。

児童:
 『保育所保育指針と食育の推進について』、『保育所保育指針に沿った食育計画づくり』について、岩倉市役所児童課の香川さんより伝達講習をして頂きました。

 今回の改定では、保育所保育指針が大臣告示されたことにより、最低基準としての性格が明確になりました。特に第5章では食育の推進について述べられており、食育計画だけでなく、子どもの心身の状態に応じた対応など、私たち栄養士の専門性が期待されています。

 午後からは、千種区役所民生子ども課子ども家庭相談員の酒井教子先生より『食育について―保育士から栄養士へのメッセージ』というテーマで、お話を頂きました。酒井先生は長年にわたり保育所の園長先生として、子どもたちと関わってこられ、保育所の食育計画の実例や、子どもたちの変化、食に対する関心を子どもたちがどのようにして培っていくのか、その様子が伺えました。
 そのほか、子どもたちに安全な食事を提供することは大人の責任であると話され、このところの食の安全を揺るがす事件を通しても、強く感じさせられました。
 終わりには、酒井先生のご助言も頂きながら、各市町村での取り組みなどの意見交換や、大量調理マニュアルの改定に関わる対応についての情報交換が行われました。

○平成20年度第1回福祉協議会研修会報告(2008/6/20)

日 時:平成20年6月20日(金) 10:00~16:30
参加者:194名(高齢・障がい168名・児童26名)

◎高齢・障がい

内容: 午前・調理デモと試食・施設紹介
   午後・「栄養マネジメントの実際-検査データの読み方―」
<調理デモと試食・施設のおける紹介>
 調理・施設紹介
  ①名古屋市緑市民病院 豊福千夏さん
  ②老人福祉施設なごやかハウス丸池 大島順子さん
 施設での取り組み紹介
  ③魚国総本社 小川まゆ子さん
  ④老人保健施設アットホーム宮の渡し 高松景子さん

 介護保険施設では、咀嚼力低下・嚥下困難な方に対する「食形態の工夫」をテーマとした研修を企画し、調理の実際に触れていただきました。
デモをしていただきました名古屋市緑市民病院 豊福先生は、名古屋市緑区付近の病院・施設の栄養士を集め、介護における食事形態の取り組みへのきっかけ作りに、ご尽力いただいており、病院における嚥下訓練食を紹介していただきました。 なごやかハウス丸池 大島さんからは施設での軟菜(きざみ)食の固形化を紹介していただきました。嚥下訓練食は、食感が思っていた以上にとてもソフトに仕上がっていることにびっくりしました。
また、施設では、残存している咀嚼力を少し感じるような極刻みの固形を検討され、提供しているとのことでした。どの施設においても食形態は大きなテーマであり、多数の参加者がより安全でおいしい食事の提供を目指していることを感じました。
<栄養マネジメントの実際>
 症例発表
  ①貧血 老人保健施設瑞穂 坂田由紀子さん
  ②糖尿 老人福祉施設楓林花の里 小島三枝さん
 講師
  総合上飯田第一病院 栄養科長 岡本夏子先生

 施設での症例発表について岡本先生からアドバイスをいただいたあと、血液データの 読み方や身体所見の見方など、症例の把握方法について講義をいただきました。

◎児 童

内容: 午前 「子どもの発達に応じた食育」
   午後 「調乳の衛生的取り扱い」「調理保育について」事例発表、グループワーク
<子どもの発達に応じた食育>
 講師 中京女子大学非常勤講師 坪内 美穂子 先生

 子どもの発達段階を知ることでその年齢に沿った食育のあり方を学ぶことができました。
 また、先生の体験談や子どもの食生活状況調査などについてもご講義いただきました。
<事例発表>
 ①「調乳の衛生的取り扱い」
   半田市役所児童課 中村佳代子さん
 ②「調理保育について」
   大府市役所児童課 稲垣七重さん
   平和町学校給食センター 吉田代志子さん

 事例発表では参加者から質問や意見も出て、とても参考になりました。続いて行なったグループワークでも活発な意見交換ができ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
 「発達に合わせて食育を考えることの重要性を再認識しました。」「それぞれの立場での問題点、対策などの具体的な話が聞けて参考になりました」とのアンケートもありました。

 多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。


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