平成21年度愛知県栄養士会事業計画

平成21年度3月総会(平成21年3月開催)にて承認

1.基本方針

 我が国は「少子・高齢社会」に突入し、保健・医療・福祉問題はますます複雑で多様化しつつあります。医療・介護への対応は、100年に一度といわれる未曾有の経済危機の中で、医療費及び介護給付費用の増大が懸念されています。
 このような状況で、「生活習慣病対策」「介護予防対策」「食育事業対策」等における管理栄養士・栄養士の介入による予防対策こそが解決策と重視され、社会からの期待と注目が集まっています。
 我々は、このような社会情勢の変化と県民の要望に適切に対応ができる、栄養に関する専門家集団として、その期待に応えていく義務があります。
 昨年4月よりスタートした「特定健診・特定保健指導」は、管理栄養士の期待される新しい業務として栄養士界からも注目されました。
 本会もその主旨に則り、標準的プログラムをメタボリックシンドロームの概念を基本にしつつ、実践・行動につなげる指導者としての指導技術研修を平成19・20年度に実施してきました。
 特定保健指導はやがて1年を経過しますが、今のところ十分に制度として機能していません。その理由は、経費・人材確保・運営・調整・データ管理・事務処理等々のノウハウが十分でなく、一般化・普及化・定着化が進んでいません。
 しかしながら、医療・介護の基本は健康の予防・確保・増進であり「健康寿命の延伸」は食事と運動を中心とした生活習慣の改善以外にありません。
 その専門性を活かすことができるのは「管理栄養士・栄養士」以外にないことを我々自身が再認識し「特定健診・特定保健指導」を普及・定着し、併せて糖尿病等の生活習慣病対策・介護予防対策と、基本となる食育活動に全力を傾注し、本会の発展を期さなければならないと思います。

2.重点指針

(1)「栄養ケア・ステーション」の整備

栄養ケア・ステーションは、当面「特定保健指導」の受け皿として中心的な事業に位置付けていますが「糖尿病対策指導」「CKD対策指導」「食育対策事業」「介護予防事業」等県民への栄養問題に対処する場所として整備を図っていきます。

(2)関係機関・団体とのコラボレーション

関係機関・団体との調整を図り、各種の栄養改善事業を実施し、その専門性を活かすことにより社会的身分の確立と認知の普及啓発を図っていきます。

(3)会員の専門的知識・技術の確保・向上

新しい社会の要請に応え得る専門的知識・技術の自己研鑽の場としての、生涯学習研修会及び各種の専門的技術研修会の開催を企画します。

(4)組織強化対策の充実

組織強化のためには、多くの会員を確保しなければなりません。新規会員を増加し、継続会員の確保対策を図っていきます。

(5)会員の雇用環境の整備促進

雇用不安の中、会員の働く場所の確保をするために、あらゆる機会に最大限の雇用促進に向け努力を図ります。

3.重点事業の概要

(1)栄養ケア・ステーション(CS)事業

栄養ケア・ステーション(以下CS事業)は、次の原則を踏まえながら、公益的団体事業として適切であるとの判断の上に事業展開を図ります。

ア 県民・地域住民等の栄養・保健改善事業に資することが出来ると考えられる要請事業に対応するものとする。

イ 栄養改善事業により、健康の保持増進または疾病予防に資することができると考えられる事業に対応するものとする。

ウ 栄養の知識の普及啓発及び実践に資することができると考えられる事業に対応するものとする。

(2)会員の資質向上のための事業

会員の卒後教育については、日本栄養士会と連携しつつ卒後教育体系作りを推し進め基本的知識から実践・応用知識までを学べる環境作りを目指します。

ア 生涯学習研修会

イ 最新情報に関する研修会<

ウ 実務に役立つ研修会

(3)組織強化対策事業

ア 会員確保による組織強化のため2,650名の会員確保を目指し、各種の活動を展開します。特に新規会員の勧誘と継続会員の維持を目指します。

イ (社)日本栄養士会に連動した会員増対策の他、ホームページ・広報、及び県下保健所管内栄養士会との連携等により入会への働きかけをします。

ウ 特に最新情報を会員に伝える事業を企画し、入会メリットが出るようにしつつ、未加入者の発掘と加入の促進を図ります。

(4)栄養士の設置陳情活動

市町村における管理栄養士の人材配置陳情や、教育現場における「食育」を担う栄養教諭配置陳情活動等も、積極的に継続して実施して行く予定です。
特に特定保健指導は、市町村の国保担当部局で配置が進めば本会の人材育成者の地域における活用につながるものと期待しています。

4.実施予定主要事業

(1)CS事業

ア 健保組合等からの委託による特定保健指導事業
  (旭化成ライフサポート株式会社等)

イ 各種の食育関連事業
  (アクティブシニア・フェア2009、愛知県牛乳普及協会、県民健康祭、
   なごや食フェスタ、なごや食育フェア等)

ウ 出張栄養相談
  (エコファーマーズ朝市村栄養相談、名古屋公設市場栄養相談等)

エ 糖尿病レシピ提供事業
  (愛知県医師会ホームページ掲載等)

オ 慢性腎臓病(CKD)対策
  (世界腎臓デー2009全国推進キャンペーン等)

カ 介護予防栄養改善事業
  (県下各市町村介護支援センター栄養改善事業等)

(2)委託事業

ア 日本栄養士会委託事業
   (指導者のための健康・栄養セミナー等)

イ スキムミルク普及クッキング講座

ウ 健康づくり提唱のつどい<ヤクルト>

(3)資質向上のための教育事業

ア 生涯学習研修会
   (6月~11月 7日間 16講座 20単位 <東海学園大学その他>)

イ 最新情報に関する研修会
   (2010年版食事摂取基準、慢性腎臓病、糖尿病、等)

ウ TNT-D(経腸栄養)研修<日栄病栄協>栄養指導標準化マニュアル研修

エ 特定保健指導担当者研修

オ 各協議会別専門研修

(4)組織強化に関する事業

ア フレッシュダイエティシャン研修(新卒予定者)

イ 県下保健所管内栄養士会連絡会議

(5)広報活動

ア 会報の発行 8月及び2月

イ ホームページの充実

(6)関係機関・団体との連携等

ア 管理栄養士未配置市町への陳情活動

イ 医師会・歯科医師会・看護協会等関係団体との連携と事業後援等

(7)日本栄養士会との連携

ア 法人会員会(全国栄養士会)への参加

イ 全国栄養士大会・日本栄養会総会への参加

ウ 東海北陸地区会議への参加

(8)賛助会員との連携

ア 各種研修会への参加と情報提供

イ 会員対象研修の開催後援等

(9)各種会議の開催

ア 総 会
  {5月総会(決算総会)……平成21年5月30日(土)}
  {3月総会(予算総会)……平成22年3月27日(土)}

イ 理事会・三役会
  {理事会=毎月第一土曜日(原則)、三役会=毎月第一・第三土曜日(原則)}

ウ その他
  (部長会=奇数月第一土曜日、委員長会=必要に応じ随時開催)

5.その他

各職域協議会の事業計画等については、5月総会にて提案します。

トップページ愛知県栄養士会の紹介平成20年度 愛知県栄養士会事業計画