ちょっと気になる食の情報

“どれだけ食べても0(ゼロ)kcal”ってホント?

いいえ、間違いです。

食品には、0(ゼロ)と表示できる基準があり、食品100g当たりや液状の食品100ml(ミリリットル)当たりで、エネルギーが5kcal未満であれば、0(ゼロ)と表示できます。

表1、栄養成分・0(ゼロ)と表示できる基準
栄養成分 0(ゼロ)と表示できる基準
たんぱく質 0.5g未満
脂質 0.5g未満
炭水化物 0.5g未満
糖質 0.5g未満
飽和脂肪酸 0.1g未満
コレステロール 5mg未満
ナトリウム 5mg未満
エネルギー 5kcal未満

例えば、“あめ玉”1個0(ゼロ)kcalと表示してある物を一袋安心して食べてしまったら、100kcal摂ってしまう可能性があります。(一袋中に入っている飴の数にもよります。)これは、標準サイズのおにぎり約半分のエネルギー量と同じです。

ですから、安易に「無い(ゼロ)」と考えないで、食品を選択する上での情報として、取り入れていただくことをお勧めします。

ゼロキロカロリーイラストノンカロリーイラストノンシュガーイラスト

“鉄分にも2種類ある”ってホント?

はい、 本当です。

同じ鉄分でも、鉄は水溶液中では二価の鉄イオン(Fe2+)と三価の鉄イオン(Fe3+)とがあります。

鉄分を食品から摂取する場合、動物性の食品に多く(60%ほど)含まれるヘム鉄(鉄単体ではなく、二価の鉄原子とタンパク質からなる分子)、植物性の食品に含まれる非ヘム鉄(ヘム鉄以外)とが有ります。動物性の鉄分はヘム鉄と言う形でそのまま吸収できます。非ヘム鉄は三価鉄でそのままでは吸収できず、ビタミンCや消化酵素によって二価鉄に還元されて吸収されます。

表2、鉄吸収と食品
鉄の種類 ヘム鉄 非ヘム鉄
二価の鉄イオン(Fe2+) 三価の鉄イオン(Fe3+)を多く含む
身体への吸収率 15~30% 5%以下
多く含んでいる食品 動物性の食品(肉類・魚類) 植物性の食品(ほうれん草・小松菜・モロヘイヤ・大豆類・白きくらげなど)、海藻類、穀類、牛乳、卵、貝類
一緒に摂ると
吸収率があがるもの
動物性のタンパク質(肉類・魚類) 動物性のタンパク質(肉類・魚類)、ビタミンC、クエン酸、ヘム鉄
吸収を阻害するもの 食物繊維、タンニン、フェチン酸、シュウ酸 食物繊維、タンニン、フェチン酸、シュウ酸(ヘム鉄より非ヘム鉄の方が影響が大きい)

つまり、食品を組み合わせて食べた方が鉄の吸収率が良くなるわけです。

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